サカタ交配 雪化粧 [sc018]

サカタ交配 雪化粧 [sc018]

販売価格: 400円~15,800円(税別)

(税込: 440円~17,380円)

オプションにより価格が変わる場合もあります。

規格:
数量:

メーカー:株式会社サカタのタネ

 

粉質で食味のよさには定評がある白皮品種。



●特性

1.果実は2.3kg前後の偏円形、果皮は白色です。
2.果肉は淡い黄色です。ゆでると鮮やかな黄色となり、強粉質です。
3.草勢は非常に強いです。雌花着生性は遠成りですが、1つる1果は着果します。
4.開花後35日ごろから果肉は強い粉質になりますが、開花後50日前後で粉質度、食味とも最高となります。
5.収穫後の腐敗や肉質の劣化が少なく、日もちはよいほうです。
6.収穫直後は煮くずれしやすいので、1か月程度貯蔵します。

●適応性

洋種系カボチャは果菜類のなかでは冷涼な気候を好みます。草勢が非常に強いので、トンネル・露地栽培での粗放栽培に向く品種で、収量性よりも品質を重視した品種です。土質の適応性は広く、好適pHは5.8〜6.8で、耐乾性、吸肥性もあり、やややせ地のほうがつくりやすいです。

●育苗

発芽温度は、25〜28℃です。発芽をはじめたら新聞紙をとり、十分に換気をして床温を18〜20℃に下げ、徒長を防ぎます。子葉が7分展開したころに、10〜12cmポリ鉢に移植します。移植床は播種と同時に準備し、適温・適湿にしておきます。夜間の最低気温は本葉1〜1.5枚展開時までは10〜15℃、本葉2枚後は8〜10℃、地温は14〜15℃で管理します。また、灌水も移植活着後は控えめとし、かための苗に育てます。
育苗後半は、十分に光線を当てるため、葉が重ならないよう早めにずらしを行います。定植の数日前から灌水し、新根が旺盛に発生し始めたころを見計らって定植します。

●施肥

施肥量は土質、前作などの残効により一概に決められませんが、草勢が強いので元肥は10a当たり窒素5kg前後、リン酸15〜18kg、カリ10〜13kgを標準とします。とくに窒素肥料は「みやこ」の4割程度とし、つるバランスを見ながら追肥します。

●定植

栽植密度は畝間4m、株間1mの2〜3本仕立て(10a当たり約250株)。定植の5〜7日前からトンネルまたはマルチをかぶせて、定植時に14〜15℃以上の地温を確保するように努めます。露地栽培では、定植直後の風による被害を防ぐために、パオパオ90などの被覆資材を使うとよいです。

●定植後の管理

トンネル栽培では活着促進を目的に定植後7日程度は密閉管理をします。密閉が長びくと高温で枯死しないまでも、雌花着生不良、花落ち部が大きくなるなど子房の奇形を招きます。そこで、定植後、33℃を超えないよう早めに換気をします。なお、最低気温は8〜10℃を確保します。

●着果

雌花は、13節前後とやや遠成りですが、1つる1果は着果します。側枝の発生も旺盛なので、着果節までの側枝は必ず除去します。13節前後の着果で2.3kg前後の果実が収穫できます。

●収穫

開花後40日程度で十分な食味となりますが、この品種の特長を出すには、開花後50日程度おくと、粉質で甘みも強く最高の品質となります。

他の写真

  • 参考作型表