メーカー：松永種苗株式会社 ■主な特性 1.当社の超極早生品種春いちばんよりさらに3日程度早生性が強い品種です。愛知県暖地では3月中旬から3月末の収穫が可能です。関東以西平坦地で3月下旬から4月始めの収穫が可能です。2.超極早生種ですが、これまでの品種と同様甲高の形状を呈します。球径比は85〜90％となります。サイズは250グラム前後を中心とし、形状も含めて良く揃い商品価値の高い収穫物が得られます。3.球色は銅黄色で、超極早生品種ながら分球・抽台も少ない方です。また超極早生品種特有の偏平球の発生も少ない特長があります。 ■栽培のポイント 1.播種は春いちばんや杏仁丸と同様に、他の早生系・中生系品種より5日程度早く播種し、その分早く定植します。2.極早生・超極早生品種を大玉収穫するためには年内の寒い時期から生育を進めなければなりませんが、これは同時に花芽分化の条件ともなります。このため基本的に抽台しにくい性質を備えた本品種でも条件によっては抽台株が発生する事があります。3.春いちばんや杏仁丸より草勢がおとなしいので、年内から窒素成分で3〜4kg/10aの追肥を行って寒さの中でも順調に生育させる事が大きい球を取るポイントです。草勢がおとなしく寒さの中でも生育させるように栽培しますので、12月から1月に掛けて厳しい寒さが予想される地域では、地上部が寒さで傷み十分な葉数を確保できずに球が十分肥大しない事もあります。
