メーカー:松永種苗株式会社 欧米では定番野菜としての地位を築いた苦みの少ないパセリのような葉のケール! ■特性・葉はフリル状に縮み、葉の縁が切れ込む、パセリのような葉の品種です。 ・葉柄は赤く、葉の赤紫色は寒さが厳しくなると葉全体に広がります。 ・一般的な青汁用ケール品種と比べて苦みが少ないので、サラダとしても利用でき、調理の幅がより広い品種です。 ・耐寒性が強く、夏の暑さにも比較的強いので、長期にわたって栽培ができます。 ・寒さが強くなると、葉の縮み、湾曲がより強くなり、見た目にも綺麗な草姿になるので、観賞用としても楽しめます。 ■栽培のポイント・定植 本葉5〜6枚時に定植します。栽植間隔は条間60cm、株間30〜40cm程度とし、秋定植ではやや広めとします。10a当たりの栽植本数は1500〜2000株です。高温期の定植では、こまめな灌水を行い、寒冷紗等で遮光をして、活着と初期成育がスムーズに行うようにして下さい。・施肥 有機質肥料を主体として、ジックリと肥効が現れ、それが持続するような肥料を用いて下さい。定植1か月前に堆肥を施用しておくと良いでしょう。10a当たり窒素、リン酸、カリをそれぞれ20kg程度、元肥として全面散布します。追肥は中耕、除草を兼ねて、3回ぐらい葉を収穫するごとに、窒素とカリで4kg程度施します。寒さに強い品種ですが、低温期には生育が緩慢になるので、秋〜冬収穫の栽培では、初霜が降りる前に草勢を強くしておく事が重要です。・収穫 用途に合わせて収穫する葉の大きさを調整して下さい。ただし、株があまり小さいうちに収穫をすると草勢が著しく低下するので注意して下さい。収穫する葉の長さは、サラダとして利用する場合には20cm(大人の手のひら大)が目安です。十分草勢を旺盛にしてから収穫を始めるのが良いでしょう。・病害虫防除 葉の縮みとしわが強いので、アブラムシ、コナガ、アオムシ等の害虫には注意する必要があります。野菜類、非結球アブラナ科葉菜類、ケールに登録のある農薬が使用できます。