メーカー:株式会社サカタのタネ 7月上旬〜8月上旬播種で10月上旬〜11月下旬収穫の寒玉品種。萎黄病抵抗性に根コブ病・黒腐病に耐病性と病気に強く、肥大良く栽培し易い。瑞々しく甘みの強いキャベツ。主な特長1. 温暖地年内どりや寒冷地夏秋どり栽培でおもに問題となる各種病害に強い品種です。萎黄病に抵抗性、黒腐病と根こぶ病に耐病性をもっているので安心して栽培できます。2. 肥大力にすぐれた偏平球でよくそろい、尻トガリなどの形状の乱れも少ないので、収穫や箱詰め作業が容易です。3. みずみずしく甘みが強く食味にすぐれます。肉質はしっかりしていながらも、歯切れよく、なめらかな食感です。加工用から生食用まで幅広い用途に使えるオールマイティなキャベツです。栽培のポイント1. 内どり栽培では播種が遅すぎると結球不良になり、球内部にアントシアンが発生する場合があるので注意します。2. 苗床では水のやりすぎに気をつけ、苗床の風通しをよくして苗を徒長させないように注意します。徒長苗は苗床での立枯病の発生や定植時の植え傷みの原因となります。3. 栽植密度は地域によっても異なりますが、無理な密植はさけ、十分な株間をもって栽培します。条間55〜60cm、株間28〜33cm(10a当たり5,500株)程度が目安です。4. 外葉形成と並行して、比較的早いステージで結球が始まるので、速効性の化成肥料を施して、定植後の外葉形成から結球初期までをスムーズに進行させるのがポイントです。また生育状況を見ながら適時追肥(1〜2回)をします。窒素過多ぎみの畑にならないように注意します。土壌中の窒素成分が多すぎると、拮抗作用によりキャベツが他の微量要素を吸収できなくなり、最終的には生理障害などの原因となります。また極端な乾燥によっても微量要素が吸収できなくなります。過剰施肥や極端な乾燥条件にならないように、日ごろから團場管理に気をつけてください。